在庫管理はもっと簡単でいい。ChatGPTで「タブレットで使える在庫管理プラグイン」を自作した話

在庫管理はもっと簡単でいい。ChatGPTで「タブレットで使える在庫管理プラグイン」を自作した話

 

在庫管理って、もっとシンプルでいいんじゃないか。

ずっと、そんなことを思っていました。

海彦の現場では、これまで在庫数をスプレッドシートで管理していました。
もちろん、スプレッドシートでも管理はできます。数字を入力して、表にして、必要なら計算式も入れられる。

でも、実際の現場で使ってみると、少し面倒なんです。

タブレットを開いて、スプレッドシートを開いて、該当の商品を探して、セルを選んで、数字を書き換える。

たったそれだけのことなのですが、毎日の作業になると、この「たった少し」が積み重なっていきます。

しかも、在庫を触るのは自分だけではありません。

誰でも迷わず、入庫したら「入庫」、使ったら「出庫」。
それくらい簡単に記録できるものが欲しい。

そこで今回、ChatGPTと一緒に、WordPressで動くシンプルな在庫管理プラグインを作ってみました。

欲しかったのは「高機能な在庫管理システム」ではなかった

在庫管理はもっと簡単でいい。ChatGPTで「タブレットで使える在庫管理プラグイン」を自作した話

 

在庫管理のサービスを探せば、世の中にはたくさんあります。

商品管理、発注管理、棚卸し、バーコード、売上連携、POS連携、複数拠点管理……。

ものすごく高機能です。

ただ、今回欲しかったのは、そこまで大げさなものではありませんでした。

「今、何個あるのか分かる」

「入ってきた数を入力できる」

「出ていった数を入力できる」

まずは、それだけでいい。

むしろ機能が多すぎると、現場では使いにくくなることもあります。

毎日使うものだからこそ、説明書を読まなくても使えるくらい簡単な方がいい。

 

タブレットを開けば、誰でも入出庫できる

今回作った在庫管理プラグインは、WordPressの固定ページに表示して使います。

タブレットでそのページを開けば、商品ごとの現在在庫が大きく表示されます。

そして、入庫または出庫の数を入力して記録するだけ。

スタッフがWordPressの管理画面を触る必要もありません。

難しい表計算もありません。

「この商品を5個使った」なら、5と入力して出庫。

「20個届いた」なら、20と入力して入庫。

これだけです。

こういうものが欲しかった。

 

スプレッドシート管理から変えて、一番良かったこと

一番良かったのは、在庫管理そのものが「作業」ではなくなったことです。

スプレッドシートのときは、在庫表を編集する感覚がありました。

今は、ただボタンを押して記録するだけです。

 

誰が使っても操作がほぼ同じなので、「どこのセルを触ればいいですか?」という話も減ります。

さらに、入庫・出庫の履歴も残るようにしました。

商品を選べば、いつ、何個入って、何個出たのかを確認できる。

月ごとの入庫数、出庫数も分かる。

間違えて入力した履歴は削除できるようにもしました。

必要なものだけを、必要なだけ付けています。

 

AIによる業務効率化は、もっと小さくていい

在庫管理はもっと簡単でいい。ChatGPTで「タブレットで使える在庫管理プラグイン」を自作した話

 

「AIで業務効率化」と聞くと、どうしても大きな話を想像しがちです。

会社全体のシステムを作り直す。

大量のデータを分析する。

何百万円もかけてDXを進める。

もちろん、そういう使い方もあると思います。

でも今回、自分で在庫管理プラグインを作って改めて感じたのは、もっと些細なことで十分だということです。

毎日3分かかっていた作業が、30秒になる。

入力方法をスタッフに説明する時間がなくなる。

記録漏れが減る。

数字を探す時間が減る。

一つひとつは小さい。

でも、それが毎日続けば、立派な業務効率化です。

 

「自分の会社にちょうどいいもの」を自分で作れる時代

以前なら、こういうシステムが欲しいと思っても、自分で作るという選択肢はほとんどありませんでした。

制作会社に依頼するほどでもない。

既製品を探すと高機能すぎる。

だから結局、Excelやスプレッドシートで我慢する。

そんなケースは多いと思います。

でも今は、ChatGPTに相談しながら、必要な機能を一つずつ形にできます。

今回も最初から完璧だったわけではありません。

ボタンがうまく動かなかったり、ログの扱いを直したり、時間表示を修正したり。

実際に現場で使いながら、「ここが使いにくい」「これが欲しい」を直していきました。

これが自作の一番いいところかもしれません。

自分たちの仕事に、ソフト側を合わせられる

市販のサービスに仕事を合わせるのではなく、その逆です。

 

実は、勤怠管理プラグインも自作しています

海彦では、在庫管理だけではなく、勤怠管理のWordPressプラグインもChatGPTと一緒に作って使っています。

もともと使っていた勤怠管理サービスが有料化され、スタッフの人数分だけ毎月固定費が増えることになったのがきっかけでした。

そのときの記事

 

そこで、「それなら自分たちに必要な機能だけのものを作れないか」と考えたわけです。

結果として、今も実際の業務で使っています。

面白いことに、その勤怠管理プラグインについて、他の会社から問い合わせをもらうことも出てきました。

自分の会社のために作ったものでも、同じような悩みを抱えている会社は意外と多いのかもしれません。

 

MAMEシリーズとして商品化しても面白いかもしれない

在庫管理はもっと簡単でいい。ChatGPTで「タブレットで使える在庫管理プラグイン」を自作した話

 

そこで今、少し考えていることがあります。

こうした「小さな会社向けの、シンプルな業務ツール」を、低価格で提供できないか。

高機能な業務システムではなく、必要なことだけができるもの。

在庫管理。

勤怠管理。

日々の記録。

そういう、小さいけれど毎日の仕事を少し楽にするツールです。

名前を付けるなら、今作っているMAME日記と同じく「MAMEシリーズ」でもいいなと思っています。

マメに記録する。

マメに管理する。

マメになることで、仕事が少し整っていく。

そんなシリーズです。

 

大きな改革より、まず一つの面倒をなくす

今回作った在庫管理プラグインは、世の中を変えるようなすごいシステムではありません。

ただ、海彦の現場では確実に便利になりました。

そして、そのくらいでいいんだと思います。

AIを使う目的は、「すごいことをすること」ではなく、自分たちの仕事を少し楽にすることでもいい。

むしろ、小さな会社ほど、こうした細かな改善の積み重ねが効いてきます。

「毎日ちょっと面倒だな」と思っている作業。

そこに、AIを使う余地があるのかもしれません。

今回の在庫管理も、始まりはただそれだけでした。

スプレッドシートより、もっと簡単に在庫を管理したい

その小さな不満を、ChatGPTと一緒に一つ解決しました。

こういう使い方こそ、自分にとっては一番「AIを使っている」と実感できる瞬間だったりします。

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