お店(海鮮 海彦)のアラ汁

お店で提供している味噌汁は基本的に毎日アラ汁です。

お店(海鮮 海彦)のアラ汁

 

ランチでは、定食、海鮮丼など全てのメニューに味噌汁がつきます。

時化続きなどで魚がないときはアラ汁ができず、普通の味噌汁のときもあります。

 

お客様からは

何の魚のアラですか??

と聞かれることも多いのですが、

 

お店(海鮮 海彦)のアラ汁

 

毎朝、色々な魚を鍋に豪快に入れて出汁をとっています。

なので、何の魚?という質問をされても、

「色々な魚です」

としか返事ができない…。

ただ、アラ汁を目当てに来てくださるお客様もいるくらいに、海彦のアラ汁を美味しいと言っていただいています。

 

そんなアラ汁がなぜに美味しいのか、まとめてみました。

 

旨味の源 イノシン酸とグルタミン酸

お店(海鮮 海彦)のアラ汁

 

魚のアラに豊富に含まれる旨味の主要な成分は、イノシン酸とグルタミン酸です。

これらの化合物は、食材を調理する際に魚の骨や頭部から抽出され、スープに豊かな旨味をもたらします。

イノシン酸は、旨味を強化し、食事をより美味しく感じさせる働きを持っています。

一方、グルタミン酸は、食材の風味を増幅させ、スープに深みとコクを与えます。

この二つの成分が組み合わさって、アラ汁の美味しさを引き立てているのです。

 

脂肪の役割

魚のアラには脂肪も含まれており、これがスープにクリーミーさと豊かな質感をもたらします。

脂肪は食材の風味を増幅する働きがあり、その結果、アラ汁は他の材料との相性が良く、バランスの取れた風味を提供します。

また、脂肪は食事からのエネルギー源としても機能し、食事を満足感でいっぱいにする助けにもなります。

 

豊かな香り

魚のアラから出る香りは、食欲をそそり、食事の楽しみを倍増させます。

アラ汁を煮込む過程で、その香りはスープに広がり、人々の感覚を刺激します。この香りは、食事をより楽しいものに変え、食事の体験を豊かにします。

 

コラーゲンととろみ

魚のアラにはコラーゲンが豊富に含まれており、これがスープにとろみを持たせます。

コラーゲンは、味噌汁をよりクリーミーで滑らかなものにし、口当たりを良くします。また、コラーゲンは皮膚、髪、爪などの健康に寄与し、美容にも良いとされています。

 

これらの要因が組み合わさり、魚のアラを使用したアラ汁が、美味しさと風味において優れたものとなります。

その独特な旨味、風味、香り、とろみこそが食事を特別なものにするのです。

 

 

魚のアラの栄養価

アラ汁は美味しさだけでなく、栄養価も豊富です。以下に、アラ汁が体に与える主な栄養価を紹介します。

お店(海鮮 海彦)のアラ汁

 

たんぱく質

アラにはたんぱく質が豊富に含まれており、筋肉の修復と成長に必要な栄養素です。

たんぱく質は身体の健康を維持するために不可欠であり、特に子供や運動をする人にとって重要です。

 

カルシウム

魚の骨から抽出されるカルシウムは、骨と歯の健康に貢献します。

また、カルシウムは神経伝達や筋肉収縮にも関与しており、健康な体を維持するために必要です。

 

ビタミンD

アラにはビタミンDも豊富に含まれています。ビタミンDはカルシウム吸収を助け、骨の健康をサポートします。

また、免疫機能の調節にも役立つ重要な栄養素です。

 

オメガ-3脂肪酸

魚のアラにはオメガ-3脂肪酸が豊富に含まれており、心臓の健康を促進するのに役立ちます。

オメガ-3脂肪酸は炎症を抑制し、血圧を下げ、血液中の脂質を改善する助けになります。

 

ビタミンB群

アラにはビタミンB群も含まれており、エネルギー生成や神経系の正常な機能に寄与します。

特にビタミンB12は、赤血球の生成と神経系の健康に必要な重要な栄養素です。

 

アラ汁が美味しい理由のまとめ

お店(海鮮 海彦)のアラ汁

 

魚のアラをたくさん使用したアラ汁は、その美味しさと栄養価から多くの人々に愛されています。

たんぱく質、カルシウム、ビタミンD、オメガ-3脂肪酸、ビタミンB群など、体に必要な栄養素が豊富に含まれており、健康をサポートするメニューとして優れています。

美味しく、体に良いアラ汁を楽しむことは、食事の幅を広げ、健康的な生活を維持するための素晴らしい方法です。

是非、海彦のアラ汁をご堪能ください。

 

-飲食店経営, ビジネス